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Take This「チャレンジ」!

By Brian Carpenter 2021/06/19


Take This「チャレンジ」!


クイズ: この中で自然な英語表現はひとつだけ。さてどれでしょうか?

  • a. I want to challenge the TOEIC test this winter.
  • b. Michael challenged climbing Mt. Fuji last September.
  • c. I don’t like natto, but I will challenge it.
  • d I challenge you to stop smoking for one month.

正解は下記をご覧ください。

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“I am going to challenge the TOEIC test this summer.” 「今年の夏、TOEICテストに挑戦します。」 昨日のビジネス英語の生徒さんの言った言葉です。日本人によくあるミスなので、 彼も気づいていませんでしたが、これは自然な英語表現ではありません。 より自然な英語を使うと、“try taking the TOEIC test”「TOEICテストを受けてみる」とか“attempt the TOEIC test”「TOEICテストを試してみる」と言うように説明しました。

彼の表現は不自然でしたが、小さな間違いですし、彼が言おうとしていた意味は通じていました。 よく耳にする間違いなので、これを取り上げることで同じ間違いを避け、皆さんの英語を上達させていただければと思います。

英語の使い方 vs. 日本語の使い方

“Challenge”という単語は、日本語では動詞としてよく使われます。たとえば、「OOOにチャレンジする。」などです。しかし、英語では“challenge” を動詞として使用する場合には、普通その後に間接目的語が続きます。 “I challenge you to...”「私は...であなたに挑戦します...」

これを使うには、間接目的語の後に不定詞または名詞のどちらかをつけます。 いくつか例を見てみましょう。

誰かに何かで対抗すること(大変な作業で)

(不定詞をつける場合)

“I challenge you to eat 10 hotdogs in 10 minutes.”

「10分で10個のホットドッグを食べてあなたに対抗します。」

“Brian challenged Hiroyuki to get a score of 800 on his next TOEIC test”

「ブライアンは、次のTOEICテストで800点を獲得するとヒロユキに対抗しました。」

誰かに何かで対抗する(大変な作業で)

(名詞をつける場合)

“I challenge you to an eating contest.”

「私は早食いコンテストであなたに対抗します。」

“Eisuke challenged Scott to a race.”

「エイスケはレースでスコットに対抗した。」

誰かがあなたに何かで対抗してきた場合、挑戦に乗るならこちらのフレーズを使いましょう:

“I challenge you to stop smoking for one month.”

「1 か月間禁煙してあなたに対抗します。」

I accept your challenge.”

「あなたの挑戦を受けますよ。」

“I will take the challenge.”

「挑戦します。」

対抗するのが「いやだ」というにはこちらのフレーズを使います。

“I challenge you to a race to the top of Mt. Fuji tomorrow.”

「明日は富士山の頂上までの競争にで君に対抗するよ。」

“I’m sorry, but I have to decline the challenge. I sprained my ankle, so I can’t climb right now.”

「申し訳ないけど挑戦を断らないといけないんだ。 足首を捻挫したから今は山に登れないんだ。」

“I wish I could, but unfortunately I have work tomorrow. I have to turn down your challenge.”

「できたらいいんだけど、残念ながら明日は仕事があって。 挑戦を断らないといけないんだ。」

もっと自然な方法で “I want to challenge skydiving”「スカイダイビングに挑戦したい」と言いたい場合は、次のように言うだけです。

“I want to try skydiving”「スカイダイビングをしてみたいです。」

または

“I want to give skydiving a try”「スカイダイビングを試してみたいです。」

“challenge” という言葉は、名詞としてもよく使われます。

“It is a challenge to open a new restaurant during the pandemic.”「感染拡大の最中に新しいレストランをオープンすることは挑戦です。」

“Climbing Mt. Fuji is a challenge.”「富士登山は挑戦です。」

そして最後に、チャレンジの難しさの表現の例をみてみましょう。

An impossible challenge - 不可能な挑戦

A formidable challenge - 手ごわい挑戦

A daring challenge - 大胆な挑戦

A big challenge - 大きな挑戦

A daunting challenge - 困難な挑戦

A difficult challenge - 難しい挑戦

「来月、新しいショップをオープンします。 私は楽観的ですが、今の経済状況からすると大きな挑戦になるでしょう。」

“We are opening a new shop next month. I’m optimistic, but it’s going to be a big challenge because of the economy right now.”

「オリンピックに行くことは困難な挑戦ですが、私はあきらめません。」

“Successfully making it to the Olympics is a daunting challenge, but I won’t give up.”

クイズの答え

自然な英語表現はひとつだけ。さてどれでしょうか?

  • a. I want to challenge the TOEIC test this winter.
  • b. Michael challenged climbing Mt. Fuji last September.
  • c. I don’t like natto, but I will challenge it.
  • d. I challenge you to stop smoking for one month.

正解はDです。

I challenge you to stop smoking for one month.

このブログで“challenge” の使い方を明確にして、英会話に役立つ新しい知識をご提供できて入れば嬉しいです。 皆さんが自然な英会話表現に一歩近づけることを心から願っています。

対面またはオンラインにて無料レベルチェック・体験レッスンをご希望の方は、エクスリンガルまでお気軽にお問い合わせください。

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