X
“Get”のいろいろな使い方 Part4: 誰かを説得する

By Carina Delay 2022/08/02


“Get”のいろいろな使い方 Part4: 誰かを説得する


前回の投稿で、動詞 “get”の様々な異なる使い方をご紹介しました。まだご覧になっていない方は、ぜひ読んでみてくださいね! “get”は、たくさんの使い方があり、何にでも使えるので、ネイティブの大好きなことばのひとつです。

今日はその中から、「誰かに何かをするよう説得する」という意味に目を向けてみましょう。

では、その前に基本の“get”の意味をおさらいしましょう。

基本の定義

  • Get (動詞):獲得すること、手に入れたり、所有物にするようになること
    I got a book from my teacher.

この定義のもと、“get”はこのような意味にもなります。

  • 何かを受け取ること: I got flowers for my birthday.
  • 何かを買うこと: She got a new bag last week.
  • 病気にうつること: My children got the flu, so they’re staying home.

“Get” = 「誰かに何かをするよう説得する」

私たちが、ここまで見てきた“get”の使い方の中で、これが初級学習者にとって一番難しいかもしれません。でも練習をすれば、簡単になってきます。私たちの長久手の英会話レッスンでは、生徒さんにレッスン全体を通して文法事項を練習してもらいます。なぜならネイティブスピーカーは、文法のことを考えているわけではなく、ただ会話をするだけだからです。そこで、生徒さんの記憶に残るような教え方をするために、エクスリンガルでは「話してもらうこと」にも重点を置いています。

完全な表現は “to get someone to do something”で、「誰かに何をするよう頼んだり、説得すること」という意味です。文脈によって、このほかの動詞も可能です。

下の文をご覧ください。

  • I got my children to clean their room. = I told my children to clean their room.
    (私は子どもに部屋を片付けさせた=私は子どもに部屋を片付けるようにと言った。)
  • She got her father to give her a ride to the mall. = She asked her father to give her a ride to the mall.
    (彼女はお父さんにモールまで送ってもらった。=彼女はお父さんにモールまで送ってくれるよう頼んだ。)
  • You should get a mechanic to repair your car. = You should ask a mechanic to repair your car.
    (あなたは車を修理するための整備士を雇うべきだ。=あなたは車を整備士に修理の依頼をするべきだ。)

この意味での“get”の使い方

能動態での基本構造:

  • Get + someone + to + verb + object
    She got her friend to come to her party.

受動態の時:

  • Get + object + verb in the past participle + by someone (optional)
    He got his hair done by the new barber in town.

“ask” か “tell”ではだめなのか。

もちろん“ask” か “tell”を使うこともできます。でもこれらの動詞には、“get”がもっているニュアンスが欠けています。“get someone to do something”は、「誰かにあなたのために何かをやってもらうよう説得させたり、納得させたりする」という意味を含んでいます。 “ask”よりも少し強制的であり、“tell”ほど直接依頼を伝えている感じはありません。そして“Get”は“convince”や “persuade”よりずっと短い言葉です。“Get”はネイティブスピーカーのお気に入りの言葉です!

先ほどの例文を詳しい説明と一緒に見てみましょう。

  • I got my children to clean their room by offering a reward. = I convinced my children to clean their room by telling them I’d give them a reward.
    (私は子どもたちにご褒美を与えることで、部屋を片付けさせた。=私は子どもたちにご褒美をあげるよと言って、部屋の片付けを説得した。)
  • She got her father to give her a ride to the mall by asking many times. Finally, he gave in. = She convinced her father to give her a ride to the mall after annoying him with her repeated requests.
    (彼女は何度もお願いして、お父さんに車でモールに送ってもらった。ついに彼は根負けした。=彼女はお願いを繰り返しして、お父さんをうんざりさせて、モールまで送ってもらうことを説得した。)

説明がなくてもネイティブスピーカーは、「何をやってもらうために、その人を納得させる作業があったのだ」と理解できるはずです。これは英語の会話の中で、なんとなく暗黙の了解になっていることのひとつです。

今回の“get”の意味の例外は、専門家からサービスを受ける場合です。そのような場合には、説得の意味は含んでいません。ただ、ビジネスとしてのやりとりで:あなたがその仕事のための専門家を雇ったら、彼らは専門家としての仕事をして、報酬を受け取ります。でも“get”は「自分のために誰かを雇った」という意味で使うことができます。

  • You should get a mechanic to repair your car. = You should hire a mechanic to repair your car.
    (あなたは車を修理してくれる整備士を雇うべきだ。)
  • He should get a lawyer to defend him in this case. = He should hire a lawyer to defend him in this case.
    (彼はこの案件を弁護してくれる弁護士を雇うべきだ)
  • They should get someone to mow their lawn for them. = They should hire someone to mow their lawn for them.
    (彼らは芝刈りをしてくれる人を雇うべきだ)

この2つの動詞の違いは、“get”はカジュアルということです。“Hire”はより正確な表現であり、それゆえフォーマル感があります。

この投稿がお役に立てば幸いです!

今回で、第1回目の「いろいろな“get”の使い方シリーズ」は終了です。もちろんまだイディオムや句動など、もっとたくさんの使い方があります。”get”は、英語の話し言葉として非常によく使われまますし、このシリーズでご覧になったように、異なる意味を持っています。

In our English conversation lessons in Nagakute, I get my students to practice using the grammar point for almost the entire lesson.

(もし、英語版がご覧いただけない場合は、ログインしていないか、まだアカウント登録がお済でないことが原因です。アカウント登録は、簡単で無料です!ご登録はこちらをクリックし、英語バージョンもお楽しみください。)

そしてこのシリーズの過去の投稿もチェックしてみてくださいね!

エクスリンガルでは、ブログで英語の役立つ情報を無料で配信しています。でも他にも無料でお得なものがあるのをご存知ですか。それは、当スクールの無料お試しレッスンです!私たち教師のことをしっていただいたり、レッスン内容について知っていただける、レベルチェックと、トライアルレッスンを無料でご受講いただけます。教師はみな、ネイティブスピーカーで、経験豊富なマルチリンガルの語学専門家です。そして、みなさまの英会話力をアップすることに情熱をもっています。レッスンでは、レッスンの開始と同時に自然な話し英語を耳にしていただくことができます。今すぐ無料体験レッスンのご予約ください

対面またはオンラインにて無料レベルチェック・体験レッスンをご希望の方は、エクスリンガルまでお気軽にお問い合わせください。

春キャンペーン

メールマガジン登録

×