「e.g.」、「i.e.」、「etc」、あなたはこれらの意味を知っていますか?特にビジネスシーンではよく出てきますね。これらの意味を知ると、英語での会議やプレゼン、また英文を読むときにも、さらに理解度がアップしますよ!ぜひ意味をチェックしてみてくださいね!
先日、長久手校でのレッスン中、ビジネス英会話の生徒さんからこの質問を受けました。
レッスンの中でビジネスの事例を検討しているため、たくさんの例を用いるのですが、「e.g」はかなりよく出てきます。「etc」もとても一般的です。新聞や雑誌の記事を読んでいると、「i.e.」を頻繁に目にします。
これらはラテン語の表現です。それぞれ異なる意味をもち、異なる文脈で使用されます。
「e.g」は「exempli gratia」のこと で、この表現は「例えば」という意味です。この表現は、1つまたは複数の例を持ち出すときに使います。
The representative should be someone living in the same household and not a dependent (e.g. a spouse).
The stock market is influenced by a number of different factors, (e.g. fiscal policy, technological changes, natural disasters) that have complex interactions.
例とともに使うもう一つの表現は、「etc」です。これは「et cetera」の略で、「その他」
という意味です。しかし、この表現は項目の一番後ろに置き、もっと項目があるけれど、簡潔にするために、それらは列挙しないという意味合いを含んでいます。
The candidate gave a speech about what he would address during his mandate: health, education, transportation, etc.
For the picnic we’ll need to bring plates, cups, cutlery, etc.
注意:「e.g」は、簡潔にするために数項目のみを挙げている、という意味をすでに持っています。
ですから「e.g.」と「etc」を同じ項目内で使わずに、どちらか一つだけ選んでください。
最後に、「i.e.」は「id est」のことで、「それは ~のこと」という意味です。この表現は、今しがた伝えたことの意味を明確にするため、言い換えるときに使います。
The resort offers all-inclusive service, i.e., meals and drinks are already included in the rate.
The symptoms should last for only a brief period, i.e., 24 to 48 hours.
文章を声に出すときは、分かりやすくしたり、文章の適切な流れを保ったりするために、英語版に置き換えた方がよいでしょう。しかし、文字の通り読んでも間違いではありません。ただ、「etc」だけは例外で、略語ではないので、文字通り読むべきではありません。
「e.g.」 → “For example”
「i.e.」 → “That is”
「etc」 → “And so on” / “and so forth” / “et cetera”
私の経験では、これらの意味を覚えるのによい方法は、読むときに英語版に置き換えてみることです。そうすることで、声を出して読まなくてはいけない時、自信をもって話すことができます。