私の日本語アドベンチャー

by Brian, October 11, 2020

私は初めての日本旅行の準備として手に取った、新しい日本語テキストのページを何度も何度もめくりました。「Mo(も)」「To(と)」 「Ya(や)」 なるほど!日本語は簡単だ!「Te-mo(ても)」「De-mo(でも)」えーと…うん、ちょっとよく分からないけど、私は先に進みました。この本を読み終えた後には、自分の日本語能力に十分な自信を感じていました。友達に「そんなに難しくないし、かなりのスピードで身についてきてるよ!」と話すほどに(実際のところ、これで自信を持つべきでは全くありませんでした)。

そして日本に来て、現実に直面しました。私は実際、どれくらい話せたでしょうか?ほぼゼロ。皆無に近いです。「Japanese for Today(今日の日本語)」という本で勉強し、全ページ読み終えていたのですが、いざとなると全く話せなかったのです。

初めて日本のコンビニに一人で入ってお茶を買おうとした時、そんなの簡単だろうと思っていました。何しろあらかじめ本で読んでいたんですから。私はカウンターに歩み寄りました。どもって、言葉にならない声を発して、やっと一つでも言葉が出てくる頃には、すべてのやり取りが終わっていました。私は勇気を振り絞って「どうもありがとう」、ついでに「ございます」と付け加えて言ったつもりでいましたが、実際には何も声に出していなかったのです。膨らんでいた胸が一気にしぼむのを感じました。

このコンビニが私の修行の場になりました。店に入る度、店主のおじさんと少しでも多く話すようにしていました。話しかけられるのを待つのではなく、こちらから声をかけようと心がけました。ある日、袋が欲しいかどうか聞かれる前に「""お袋""をください」と言うと、お茶のボトルには不要そうに見える袋を一枚取り出してくれました。魔法のようでした。彼は私の言葉を理解してくれたのです。笑顔で店を出ると、胸が自然にまた少し膨らむのを感じました。

日本語の基礎を身につけた後は、覚えたての単語を使ったり発音を試すため、いちいち質問していました。「すみません。。。お-て-あ-ら-い はどこですか?」すぐ後ろに分かりやすくトイレの看板があるのにもかかわらず。「すみません。""ポテイトチプス""はどこですか?」おじさんのポカンと口を開けた顔から、カタカナの発音をまだまだ頑張らなければいけないことが分かりました。私はポテトチップスを食べないので、理解してもらえなくても大丈夫だったんですけどね。「すみません、石鹸はありますか?」

その後、私は「すみません」を「ちょっと伺いますが…」にグレードアップしようとしました。しかし、店主さんはいつものように私の意思を察して動いてくれるので、全部のフレーズを言い終えるのは新たな葛藤でもありました。また、コンビニでは誰も「ちょっと伺いますが…」を使っていないと気づくのにも数ヶ月かかりました。学んだことや耳にしたことを実践することと、その状況で自然な表現を使うこととの調整を繰り返しました。



試行錯誤の連続でしたが、何度もコンビニに行くことで、同じ状況を繰り返し再現し、その都度違う質問や回答を試すことができました。幸い、コンビニで飲み物を買うことは生死に関わる問題ではありません。もしそうなら、私はもう何度も死んでいるでしょうね。

では、なぜこの話をしているのだと思いますか?実際、コンビニでは全く何も話さなくてもやり取りできてしまいますよね。その理由は、これが私が日本語学習において最初に直面した壁の一つであり、この経験から多くのことを学んだからです。

何よりもまず、完璧な日本語を話さなくてもコミュニケーションは取れるということが分かりました。日本語の話し方について本を丸々一冊読んで一人で「勉強」した時以上に、コンビニでの数々の失敗を通して多くのことを学びました。

また、言語は実際に話さなければならない状況に置かれた時が最も身につくということを知りました。私にとってこういった実践的な経験はとても貴重なものでした。自分の日常生活に関連していた体験だったからこそ、より多くのことをより早く学ぶことができたのです。また、ともすれば平凡な日常の一場面にも、フレッシュな希望と「新しい言語を使ってコミュニケーションが取れるようになる」という目標を持って臨むことができ、とても刺激的な挑戦でした。またあのコンビニエンスストアに行って、私の日本語が今のレベルになるのを助けてくれた店主のおじさんにお礼を言いたいと思っています。

私たちエクスリンガルは、日常生活で遭遇する実践的なシチュエーションを教室の中で再現しようと努めています。レッスンやイベントでは、生徒さんやゲストの方が安心できる環境で学んだことを実践する機会が豊富にあり、ためになるフィードバックや一人ひとりに合わせた指導を受けることができます。私がコンビニのおじさんと分かちあった経験以上に興味深く、魅力的な体験を提供できることを自信を持ってお約束します。


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